インテリア トレンドレポート

Vol.3 東京、上海で活躍する建築家、
昭和住宅がオフィスの理由

ミーティングスペースでは週に2回、チームで一緒にランチをしてお互いの仕事の状況を共有し、世間話をする「オフィスのお茶の間」の役割も果たしています。忙しい中でも、チームとの交流を忘れません。さらに健康を考えて、畳の間では希望者でヨガやストレッチをすることもあるそうです。一緒に働く人の心と体を健やかに保ちたい。そんな二人の思いが伝わってきます。

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クライアントとミーティングを行うテーブルは、オリジナルデザイン。天童木工で製作したもので、「ホテルの物件で知り合い、日本の木工家具のとがりすぎない感じが好ましくて、造作でつくってもらいました」。押し入れだった場所にモニターを収め、上海とのオンライン会議もできます。

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テーブルの下には書類やノートパソコン、書籍を一時的に収めるスリットがついているので、大勢が集まってもテーブルの上が散らかりにくくなっています。ミーティングチェアは辻木工「ヴィンテージアームチェア」、原研哉さんがデザインした飛騨産業の「SUWARI」、橘商店「名栗スツール」など、セレクトが独特です。